毛のしくみ

毛は外に見えている部分「毛幹」と、皮膚に埋もれている「毛根」からなっています。これは頭髪などすべての「毛」で共通です。

毛幹部は主にケラチンというたんぱく質から構成され、芯にあたるメデュラ、中間層にあたるコルテックス、表面を覆うキューティクルからなります。毛は「死んだ角質」でもあります。

毛は、ずっと伸び続けるわけでもないし、伸びたものがずっと抜けずにとどまっているのでもありません。ヘアサイクル、毛周期と呼ばれるものがあり、成長期(毛が伸びる)→退行期(自然に抜ける)→休止期(毛根が休んでいる状態)→また成長期へ(発毛)・・・とサイクルを繰り返しています。

動物では、種類によって季節的に一気に退行がおき、体毛が目に見えて薄くなったりすることがありますが、人間の体毛ではこのサイクルが一本一本でズレているので、どの季節でも全体としてはある程度の量を保つような仕組みになっています。

いわゆる腕やすねなどの体毛では、主に3〜6ヶ月をかけて成長し、抜け、また生えることを繰り返します。脱毛においては、このヘアサイクルを良く理解し、部位ごとに適切な処置を行うのが効果的なのです。家庭用の脱毛アイテムではこういったことの説明もなされ、どう使えばいいか示されています。エステやクリニックではこうしたサイクルに基づいて処理を行います。

あまり伸びることのない腕やすねではヘアサイクルが短め。だから濃さに悩んだとしても「長く伸びる」ことはないのです。眉毛や睫毛なども同様ですね。ワキや性毛などやや伸びやすいものはそれぞれ半年、1年程度。ひげは伸ばそうと思えば3〜4年をかけて成長します。ひげは他の体毛とはやや異なっていることが解ります。

また男性では、体毛についてケアしたいと考えるだけでなく、頭髪を健やかに保ちたい、とも思うはず。頭髪ではヘアサイクルはより長くなり、4〜7年程度の時間をかけて成長しますが、成長、退行、休止を繰り返しているのは同じ。こういったことを理解しておけば、スッキリ肌とフサフサ髪を保っていくことができますね。